地域と福祉の分断 #03「ごちゃまぜのまち」が教えてくれた、福祉と地域の未来

■ 金沢で見た「ごちゃまぜのまち」

ぼくは2017年に、「シェア金沢」という場所に見学に行ってきた。

シェア金沢は、石川県金沢市にある総面積11,000坪の広い福祉コミュニティ。
そこでは、子どもやお年寄り、障がいのある人、学生や地域の人たちが、みんなごちゃまぜになって生活していた。

ここには天然温泉やレストラン、ライブハウスなどアミューズメント施設もあって、普段から人が集まりやすい、にぎやかで楽しい場所になっていた。

■ ふつうにちがう人がいる生活

「ごちゃまぜのまち」では、いろんな人がふつうに一緒にいる。

普段の生活を考えると、障がいのある人やお年寄りと一緒に過ごす時間って、あまりない人が多いと思う。スーパーや電車でたまたま会うことはあっても、毎日顔を合わせるというのはあまりない。

でもシェア金沢では、そういう人たちと毎日関わり、過ごしている。

そうすると、「普通って何だろう?」って思えてくる。

そう考える時間が「みんなちがう」ってことを、あたりまえとして受け入れていくようになるんだと思う。

■ 共に暮らすことで見える「ちがい」と「支え合い」

この場所では、いろんな人が一緒に暮らしている。

障がいのある人も、お年寄りも、子どもも、誰かの力を借りることもあるし、誰かの力になれることもある。

たとえば、障がいのある人がレンストランで働き、地域の人がそこに食べに来る。
おじいちゃんおばあちゃんが勉強するのが難しい子どもに宿題を教える。その子どもが、おじいちゃんおばあちゃんのお手伝いをする。

それぞれが「できること」で支え合っている。

■ 「知らないからこわい」が生まれる社会

ぼくらの社会では、福祉サービスが普通の生活から切りはなされていることが多い。

だから、ふだん関わりがない人がいきなり障がいのある人と出会うと、「こわい」「なにこの人?大丈夫?」って思ってしまうことがある。

でも、それは“知らない”だけなんだと思う。

■ 違いがあるからこそ、助け合える

人はみんなちがう。
だからこそ、お互いにできること・できないことがある。

それを理解して支え合うには、同じ空間で一緒に過ごすことが大切だ。

「ぼくもできることがある」「わたしもここにいていい」と思えること。
それが “ 自分の居場所 ” になっていく。

そうやって、障がいのある人、お年寄り、子ども、そしてそれ以外の地域の人たちが、いきいきとすごせるコミュニティができるんだと思う。

■ これからのまちづくりには福祉が必要!

福祉は、特別な人たちのためだけのものじゃない。

だれもが困ったときに助けてもらえるもの。
だから、地域全体がそれを「自分ごと」として関わる必要があるんだと思う。

障がいのある人も、お年寄りも、子どもも、そしてそうじゃない人も。
一緒に同じ空間でくらせるように、ぼくたちは「福祉のまち」を作っていきたいと思ってる。

■ 「福祉2.0」──支えるだけじゃない福祉へ

これからの福祉は、「支援する・される」だけじゃない。
「関わる」「参加する」「一緒にいる」ための福祉。

地域と福祉を交ぜ合わせて、みんなが参加できるコミュニティへ。

そんな「福祉2.0」のまちを、ぼくたちは目指している。

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