つくばで事業を始めたことについて

「私たちは見捨てられたんだ。」
みんなの学校いなしきのスタッフが言った。
「違うんだよ。これこれこうなんだよ。」
と自分が説明する。
つくば市という都市部で事業展開するということが、身近なスタッフでさえ、稲敷市での事業を見捨てると感じさせてしまっていると感じたので、一応ここでブログに残していこうと思う。
何度も説明するのもしんどいしね。
まず、稲敷市の地域福祉に主眼を置いている法人なのに、別の市での事業展開をしていくという決断をしたのは、稲敷市での福祉事業を永続的に継続していくためというのが1番の目的だ。
2012年にNPO法人を設立してから地域福祉活動を行い、2017年に以前のブログで「撤退戦について考える。」という内容で投稿した。(これは、内容をアップデートして後で書いていこうと思う。)
これまで活動を行っていく中で、年々高齢化と人口減少の課題が進み、これからさらに大変なことになっていくことは想定していた。
そして、地域での医療と福祉の維持はよりしんどいものになっていく。
今後、事業所を維持していく上で1番しんどいのは、働き手がいなくなるということ。
ただ働く人の高齢化や国際化が広がるだけではなく、優秀な人材も都市部へ向かい減っているから、雇用問題がより深刻だ。人口が減るだけじゃなく、優秀な人がどんどんいなくなっている。
この課題を解決していくために、外部(都市部)から人材を引っ張ってくるしかないというのが1番の目的なのだ。
より多くの人に法人の活動を知ってもらうということ、興味をもってもらい仲間になってもらうということ。これは、人口が多い都市部で行うことが必要だということ。
それと、自分がやりたいと思っていた町づくり(複合的な福祉サービスを拠点とした町づくり)を行うためには、相応の人口規模が必要と感じているというのもある。
本当は稲敷市でやりたかったんだけどね。流石にもう難しそうだなと。
この2点を考えて、つくばで事業展開していく予定です。
稲敷市の事業を永続的に行っていくことは、自分の中でも中心的なこと。
なので、捨てるわけではありません。
というのが解です。
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