第2弾「ラッコが手をつなぐ夜に ― 見えない命を守る福祉のまなざし ―」

第5部_「やさしいせかいをそだてる」
「自分ひとりじゃ変わらない」なんて思わなくて大丈夫。
ラッコが一匹いるだけで海が守られるように、私たちの小さな行動も、確かに世界を変えていきます。
そんな“やさしさの連鎖”について、お話ししようと思います。
ラッコは、ただ「かわいい」だけの存在ではありません。
その小さな体で、実は海の環境を守る大切な役割を担っています。
ラッコが食べるウニは、海藻を食べつくしてしまう生き物。
もしラッコがいなくなると、海藻が減り、魚も減り、やがて海の命の循環が崩れてしまいます。
つまり、ラッコがいることで、海の森である「海藻の森」は守られているそうです。
私たち人間もまた、社会という“海”の中で、
誰かの支えになったり、支えられたりしながら生きています。
そうして関わり合うことで、見えない「やさしさの循環」が生まれていくのだと思います。
福祉の現場では、「支援する人」「支援される人」という言葉をよく使います。
でも、私は本当はそれだけではないと感じています。

支援する側の私たちも、いつか誰かに支えられている。
そして、支えられてきた人が、ある日また別の誰かを支える側になる。
その循環が、社会の中で静かに広がっていく――
それが「やさしい世界を育てる」ということなのかもしれません。
やさしさは、特別な力ではありません。
毎日の暮らしの中で、誰もが少しずつ育てていけるものです。
ゴミを分別してみる。
ペットボトルをリサイクルに出す。
誰かの話を途中でさえぎらずに聞く。
小さな行動のひとつひとつが、
ラッコの棲む海にも、そして私たちの住む社会にも、
ゆっくりと“あたたかい波”を届けていきます。
「どうせ自分ひとりじゃ何も変わらない」「自分一人がなにかやったって何も変わらない」と思うこともあるかもしれません。
でも、ラッコがひとりいなくなることで、海が変わってしまうように
わたしが、あなたがひとり、誰かにやさしくすることで、世界のどこかが少し変わるのです。

人と人、命と命、そして自然、地球。
そのすべてがつながりあって生きている。
だからこそ “やさしさ”という小さな種をまきながら生きていきたい
その種はどこで芽を出すかはわからない
でも循環していく地球の、動物の一員としてそれは、未来の子どもたちや、
海の向こうのラッコたちへと受け継がれていく、
静かで確かな希望の灯となり、誰かの手を握ることにつながることなのだと思います。

最終章 ラッコと人間、そして地球の未来を見つめながら―― 「やさしい世界を育てる」を考えてみたいと思います。
タイトル:私たちの日常に潜む「見えない絶滅危惧種」の声を聴く対話の場
「助けて」と言えない人々の現実、制度のハザマから漏れてしまう現状。こうした課題に対し、私たち一人ひとりが日常の中でできる「小さなやさしさ」や、「つながり」の力を探求するオープンダイアローグです。
専門的な知識は必要ありません。あなたの身の回りでの小さな気づきや、率直な疑問、想いを持ち寄り、温かい対話の輪を広げませんか。
- 日時: 2025年12月13日(土)09:30~12:00
- 場所: 社会福祉法人蒼天 みんなの学校いなしき
- 参加方法:下記URLよりお申込みください。※参加日は「2025年12月13日」を入力してください。
皆さまとの「つながり」を楽しみにしています。
「みんなの教室」連動企画オープンダイアローグ参加申込フォーム
▶︎ https://forms.gle/mB6YDxaxnA64jST88
「みんなの教室」連動企画オープンダイアローグとは
この企画は、参加者全員で対話をつむぐことを大切にする話し合いの場です。
・一方的な講演ではありません。 専門的な知識は必要なく、誰もが安心して発言できる雰囲気づくりを重視します。
・趣旨: 答えを出すことではなく、それぞれの日常や視点を持ち寄り、テーマについて深く考え、分かち合うことです。
・目的: 対話を通じて、お互いの存在やつながりが、やがて誰もが安心して生きられる“やさしい世界”を育む力となることを目指します。
あなたの率直な想いや疑問を共有し、新しい気づきを得る時間です。








