第2弾「ラッコが手をつなぐ夜に ― 見えない命を守る福祉のまなざし ―」

第2部_社会の中の「見えない絶滅危惧種」
姿は見えないけれど、確かにここにいる人たちがいます。
社会の片隅で、声を出すこともできず、静かに消えかけている存在。
自然界の絶滅危惧種が失われていくように、いま、社会の中でも“見えない絶滅”が進んでいます。
世の中には、目には見えない“絶滅危惧種”がいます。
それは、自然の中じゃなくて「社会の中」に生きている人たち。
外から見えない心の病や、障害と共に生きる人
親の帰りを待ちながら、何度も何度も冷蔵庫を開けては閉めてを繰り返し、水道水を飲みながら、空腹を紛らわすひとり親家庭の子ども
次の年金支給日までの日にちに太丸をつけて、毎日斜線を引きながらひっそりと生活する高齢者
何度も何度も靴を履いては脱ぎを繰り返し、今日も玄関から出なかった自分を責める引きこもり状態の若者
やっとの思いで、DVや虐待から逃れてきたのに、体が毎日こわばって眠れないシングルマザーとその子供
これらのみなさんは、日本のどこかにいる、もしかしたら隣の家のだれか
通りすがっても気づかない、置かれた状況を知りようもない
みんな「存在している」のに、社会の中で見えにくい存在になってしまい、声を上げられずに孤立し、やがて支援や、制度のハザマからも漏れてしまうという現実があります
「助けて」って言えばいい。
そう思うかもしれません。
でもね、それが言えない理由がたくさんあるんです。
制度を知らない。
使い方がわからない。
偏見や差別がこわい。
“みっともない”と思ってしまう。
いろんな壁があって、
“見えないまま”“知られないまま”になっている現実があります。
絶滅危惧種が自然の中で姿を消すように、
社会の中でも、見えないまま消えていく声がある。
そんな現実に、まず「気づく」こと。
それがきっと、誰かを守る最初の一歩なんだと思います。


次回は――
「見えない絶滅危惧種」を絶滅させないために、
わたしたちができることを考えてみたいと思います。
タイトル:私たちの日常に潜む「見えない絶滅危惧種」の声を聴く対話の場
「助けて」と言えない人々の現実、制度のハザマから漏れてしまう現状。こうした課題に対し、私たち一人ひとりが日常の中でできる「小さなやさしさ」や、「つながり」の力を探求するオープンダイアローグです。
専門的な知識は必要ありません。あなたの身の回りでの小さな気づきや、率直な疑問、想いを持ち寄り、温かい対話の輪を広げませんか。
- 日時: 2025年12月13日(土)09:30~12:00
- 場所: 社会福祉法人蒼天 みんなの学校いなしき
- 参加方法:下記URLよりお申込みください。※参加日は「2025年12月13日」を入力してください。
皆さまとの「つながり」を楽しみにしています。
「みんなの教室」連動企画オープンダイアローグ参加申込フォーム
▶︎ https://forms.gle/mB6YDxaxnA64jST88
「みんなの教室」連動企画オープンダイアローグとは
この企画は、参加者全員で対話をつむぐことを大切にする話し合いの場です。
・一方的な講演ではありません。 専門的な知識は必要なく、誰もが安心して発言できる雰囲気づくりを重視します。
・趣旨: 答えを出すことではなく、それぞれの日常や視点を持ち寄り、テーマについて深く考え、分かち合うことです。
・目的: 対話を通じて、お互いの存在やつながりが、やがて誰もが安心して生きられる“やさしい世界”を育む力となることを目指します。
あなたの率直な想いや疑問を共有し、新しい気づきを得る時間です。








